柏原・大路で「農泊」推進 丹波市定住促進会議 古民家ホテルなど検討

2018.02.18
ニュース丹波市

兵庫県丹波市の官民でつくる「市定住促進会議」が、丹波市で農村での滞在型旅行「農泊」を推進しようと計画を練っている。パイロット地区として、柏原町の中心市街地と春日町大路地区で「古民家等を活用した滞在型施設整備プラン」の策定を進めている。柏原町では市が古民家を1つ取得し、ホテルらの施設に改修する検討をしているほか、観光拠点化する柏原支所の一部をホテルの客室として使えないか検討を始める。大路地区でも物件の目星をつけており、同地区住民を交え利活用策の話し合いを始めている。

地域の歴史的建造物や古民家等の空き家を活用した地域マネジメントを行い、空き家問題の解決を図りながら、地域課題の解消や観光振興、移住定住の促進、雇用創出につなげることをめざす。

いくつかある計画の柱の1つが、「古民家等を活用した滞在型施設整備プラン」。市全体の計画も作るが、パイロット事業をまちの柏原と農村の大路で実施すべく、柏原では「古民家ホテル」など、大路地区では自治協議会とタイアップし、ホテルを含め、カフェや農業体験の拠点など、空き家の活用策を模索している。

経営は、市や定住促進会議が直接行うのではなく、民間事業者を探す予定。大路地区では地元で運営会社を立ち上げられないかも含め検討する。

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