丹波市内のグルメスポットや観光名所などを自転車でめぐるコースの設定や、自転車愛好家にやさしい環境を整えることなどをめざし、市内の有志7人が「丹波サイクリング協会」(松井崇好会長)を立ち上げた。サイクリングイベントなども開催し、市の魅力を伝える機会をつくり出す。手始めに15日、市内の桜を満喫しながら80キロほどを走る催し「お花見ライド」を開く。松井会長は「いろんな人の意見を聞きながら、サイクリストにやさしい環境を整えていきたい。コミュニティづくりをしながら取り組めたら」と話している。
同協会はこのほど、市の「市創生シティプロモーション支援事業」(補助金2年で100万円)に採択された。スポーツバイクによる総合観光のためのコース設定や、マップの作成をめざす。スイーツや名所めぐりなど、それぞれの目的に応じたルートを選定し、その経路も観光を楽しめるようにする。
年1回、夏に100キロを走るイベント「ツール・ド・丹波」を開催する。協会メンバーが先導し、市内旧6町をくまなく自転車でめぐって市の魅力を伝える機会とし、普段は自転車に乗らない人もサイクリングを親しむ催しにする。今年は7月22日にプレイベントを予定している。
「お花見ライド」は午前9時に「木の根橋」(柏原町柏原)に集合。丹波市在住の参加者を数人、募っている。申し込みは同協会(tambacycle@gmail.com)へ。