猛暑日が続く中、兵庫県丹波市氷上町の畑井二郎さん宅で、冬の花「シクラメン」が次から次へと開花し、赤い花が満開になっている。畑井さんは、「なんで今ごろ?」と首をかしげる。
昨年の冬に購入した鉢。花が終わった春先に屋外に出した。特に世話もせず日陰に放っておいたところ、7月下旬から次々と開花したという。
珍現象を同僚に見てもらおうと、同市内の職場で展示中しているそう。
兵庫県フラワーセンター(同県加西市)によると、「秋冬に花を咲かすためにシクラメンの夏越しをさせる方法はあるが、今の時期に開花するのは珍しい」という。
高温多湿を嫌い、今の時期は息絶え絶えなのが一般的。「7月は高温だったが、雨が少なく、多湿ではなかった。シクラメンにとって良い条件がそろったのかもしれない。満開の花が今後どうなるのか興味がある」と話している。