篠山鳳鳴高校(奥田格校長)の軟式野球部が、7月31日に三田市で行われた「全国高校軟式野球選手権兵庫大会」の決勝で、強豪の報徳学園を延長12回
サヨナラゲームで破り、2年連続6回目の全国選手権大会への出場を決めた。県2連覇の期待を背負い、プレッシャーを感じながらも勝ち取った全国への切符。選手たちは、「野球を楽しみたい」と、今年も大舞台に挑む。全国選手権は8月24日、明石トーカロ球場で開幕する。
3回表に1点を先制された鳳鳴はその裏、1死2塁から小畠拓真君(2年)がライト方向へ2塁打を放ち、すぐに同点に追いついた。以降、鳳鳴打線は再三、得点圏へランナーを進めるも「あと一本」が出ない。鳳鳴の市野咲投手(3年)のコースを丁寧につく粘りのピッチングにバックも応えてピンチを救い、両者譲らずの試合は4回以降、延長11回までスコアボードに「0」が並んだ。
12回表を3人で抑えた鳳鳴はその裏、先頭バッターの市野投手が左中間への2塁打で出塁。相手がバント処理をミスしたり、四球を選ぶなどして1死満塁のチャンスとなり、3番大木洸輝主将(3年)がスクイズを決め、3塁ランナーの市野投手がヘッドスライディングで生還。劇的なサヨナラで優勝を決めた。
報徳 001000000000|1
鳳鳴 001000000001|2
▽準決勝=鳳鳴2―1神港学園▽2回戦=鳳鳴5―0神戸村野工▽1回戦=鳳鳴8―0育英