黒大豆や民謡「デカンショ節」で知られる兵庫県篠山市の「たんば田園交響ホール」の運営を支える裏方ボランティア「ステージオペレータークラブ(SOC)」が、今年、結成30周年を迎えたことを記念し、12月16日に同ホールでアカペラのコンテスト「第1回アカペラミッドささやま」を開催する。10月19日まで全国から出場者を募集中。
1グループ3人以上8人以内で、持ち時間は出入り込みで5分以内。曲目、曲数に制限はない。
事前審査は音源で審査し、20組程度を選出する。本選出場のグループは、1グループ5000円の参加費が必要になる。優勝グループには10万円、準優勝には3万円相当の特産品を贈る。
20―80歳代までの69人が在籍するSOC。ボランティアとして同ホールの舞台・照明・音響を担い、さまざまな公演を支えている。
これまでにもお笑いコンテストやカラオケ大会などSOC主催でイベントを催しており、30周年イベントを計画する中、無伴奏で合唱・重奏を行い、若者にも人気があるアカペラのコンテストを開催することで、幅広い世代にホールに親しんでもらおうと企画した。
SOCでは大阪の天王寺で開かれているアカペライベントなどを視察し、全国から多くの人が集い、歌声を響かせる状況を目の当たりにし、その人気を実感したという。
「アカペラミッド」のイベント名は、アカペラとピラミッドを掛け合わせ、「アカペラの頂点を決める」という意味を込めた。
また、ゲストに日本初のアカペラグループ「チキンガーリックステーキ」を招く。
同クラブの松尾俊和会長は、「30年間、ホールで磨いてきた技術を披露する場にもなれば」と話している。
詳細は「アカペラミッドささやま」のホームページなどで。