兵庫県篠山市住吉台の長尾勝美さん(69)が7日、“旅する蝶”として有名なアサギマダラを自宅で確認した。アサギマダラは秋になると、日本本土から南西諸島や台湾への“渡り”をするのが特徴で、2000キロを超す移動も確認されている。
長尾さんは6年ほど前、テレビニュースで京都市の有志が育てている秋の七草の一つ、原種のフジバカマにアサギマダラが飛来しているのを知って以来、関心を持つようになった。4―5年前からアサギマダラの飛来を期待して自宅にフジバカマを1鉢育てている。
長尾さんは、「旅の途中で、たった一鉢のフジバカマをどのようにして見つけているのか。すごい力やなぁと感心する」と話していた。