兵庫県内生産量の3分の1ほどを占める、県内最大産地の丹波市産ブルーベリーを使った地ビール「情熱のうま研ビール」が12月3日、新発売される。丹波ブルーベリー研究会が生産した冷凍果実を使い、「出石城山ビール」(豊岡市)が製造。市の食材を使った名産開発グループ「丹波うまいもん研究会」(うま研)が両者の橋渡しをした。酒販店などで販売するほかレストランで提供していく。
330ミリリットルで、希望小売価格550円(税込み)。アルコール度数5%。同社の奥村佳紀さんによると、麦芽を発酵させた後、つぶした果実皮を入れて加熱し、熟成させた。発酵後に果汁を加えることで、フレッシュな香りになるという。「香りが良く、酸味があり、肉料理に合う」と売り込んでいる。
ラベルは、うま研のキャッチフレーズ「丹波が好きやねん!」にした。
山本一ブルーベリー研究会長は「果実の販売先が増え、非常にありがたい」と言い、うま研の奥畑和也マネージャーは「瓶ビールのほか、生ビールでの提供もできる。どんどん売っていきたい」と意気込んでいる。
取扱い店は、ひかみや(氷上)、加納屋(柏原)、荻野与作商店(同)、ヤマザキショップおぎの(春日)。レストランは「BP」(柏原)。取扱いの問い合わせは山の駅の奥畑さん(TEL0795・72・4402)。