兵庫県立氷上西高校ライフル射撃部2年の中垣諒太主将が3月26日に宮城県石巻市で開かれる「全国高等学校ライフル射撃競技選手権大会」に出場する。近畿予選は4位で、1人が出場を辞退、繰上げで上位3枠に入り、夏春続け全国出場権を得た。「出場できてラッキー。練習通り、全力を出したい」と話している。
45分間で60発、近畿で自己ベスト
ビームライフル(光線銃)で10メートル先の的を目がけ45分間で60発を撃つ。1発の最高点が10・9点で、654点満点中、近畿予選では610・2点と公式戦自己ベストをマークした。練習では600点台が出るものの、大会の雰囲気にのまれ、これまでは590点台だった。
昨年夏に自身初めての全国大会を経験して以降、量をこなすのでなく質を高めることや、メンタルトレーニングなどを重視。練習の成績にとらわれず、フォーム修正に取り組んだ。
「練習に近い点数が大会で出せるようになった。繰り上げ出場だけれど、内容も点数も負けていなかったと思っている。610点越えをねらいたい」と抱負を話した。
また、「常に自分と向き合う競技。自分の悪い所が見えるのでそれを直していこうと、生活や学習面でも積極的に取り組むように自分が変わったと思う」と、部活動を通しての成長を語った。