移動性高気圧に覆われて晴天が広がった20日、近畿地方の内陸部では早朝から濃霧に覆われた。
お節料理の定番の黒大豆が特産で、農業が盛んな兵庫県篠山市では、19日午後9時ごろから濃霧が発生。20日午前7時45分まで濃霧注意報が発令された。
濃い霧が立ち込めた早朝にもかかわらず、トラクターに乗り込み、田畑を耕す人の姿も。少しずつ気温が上昇し、霧が晴れていくとともに、春の訪れを感じさせる風景が広がった。
市内の農業男性は、「ようやく暖かくなってきた。これからが農業本番という気持ちですわ」と笑顔を浮かべていた。