ねらうは全国の「頂」 女子高バレー「古豪」氷上 全校生で壮行会

2019.07.23
ニュース丹波市地域

生徒会から贈られた横断幕が披露された壮行会=2019年7月16日午後零時9分、兵庫県丹波市春日町黒井で

南九州地方などで行われる全国高校総合体育大会(インターハイ)に出場する兵庫県丹波市の氷上高校女子バレーボール部の壮行会が16日、同校で開かれた。同部は通算39回のインターハイ出場を誇る。全校生や同校教諭、来ひんらが集う中、同部員が壇上に上がり、ひのき舞台での活躍を誓った。同部は25日、宮崎県で就実(岡山)と対戦、1992年以来のインターハイ制覇をねらう。

 

インターハイでの健闘を誓う佐藤主将

同部はインターハイ、国体、春の高校バレーの「高校三大タイトル」をいずれも制したことがある。ここ数年は全国の頂点に立っておらず、今大会で古豪復活をめざす。

壮行会では、吹奏楽部の演奏が鳴り響く中、バレー部員が全校生による花道の間を入場し、ステージに上がった。

大森秀一郎校長は「バレーボールはチーム戦。苦しいとき、助けてくれるのは仲間で、助けることができるのも仲間。臆することなく精一杯、戦ってほしい」とエール。同校クラブ後援会長の田村庄一さんは、「今年度で通算39回目のインターハイ出場となり、輝かしい成績を収めてくれた。全国大会では、ぜひ優勝をめざしてほしい」と語りかけた。

このあと、同部員が一人ひとり決意を語った。「3年生の自覚を持ち、チームで勝ちにいく」「感謝の気持ちを忘れず、チーム一丸で戦いたい」などと力強く話した。続いて生徒会から「心ひとつに!!」と書かれた横断幕を佐藤榛花主将(同)らに手渡した。

佐藤主将は「全国総体でもチーム一丸となって頑張りますので、応援よろしくお願いします」とあいさつし、会場から大きな拍手が送られた。

同部の川釣修嗣監督は「全力で戦うことに尽きる。攻撃的に臨むので、守備面での安定を図りたい」と語った。

同部は、就実に勝てば決勝トーナメント進出が決まる。敗戦した場合は、福工大附属城東(福岡)と長岡商(新潟)の敗者と決勝トーナメント進出をかけ対戦する。

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