食中毒の発生が懸念される時期を迎えたことから、兵庫県丹波地域の「篠山丹波食品衛生協会」(林大司会長)は1日から、同県丹波篠山、丹波両市の食品関係業者を対象にした食中毒予防の啓発活動をスタートさせている。
10日まで県食品衛生協会長から委嘱された食品衛生指導員ら73人が約810店舗を巡回。食品が衛生的に取り扱われているかや、手洗いの励行、食中毒予防の自主管理などを啓発している。
また、食品の危害要因を分析し、除去、または低減できる工程を管理する制度「HACCP(ハサップ)」の制度化を前にした講習会への参加も呼び掛けている。
林会長は、「食中毒予防を日常の動作に取り入れてもらい、大切な自分たちのブランドを守ってほしい」と言い、「各家庭でも食中毒に気を付けて」と呼びかけていた。