全国高校野球選手権大会大阪大会の決勝が7月29日、大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、兵庫県丹波市氷上町出身の清水大成君(3年)が所属する履正社が大阪金光を7-2で下し、春夏連続で甲子園の切符をつかんだ。エースで先発し、勝ち投手となった清水君は「春夏連続出場はうれしいが、これで満足せず、全国制覇をめざす」と、大きな目標を掲げた。
決勝で清水君は6回3分の1を投げた。被安打3、2失点、4四球の内容。
28日の準決勝の近大付属戦では2回途中からリリーフし、9回まで投げ切った。2日連続登板ながら要所を締め、内野ゴロの山を築き、チームの甲子園出場をピッチングでけん引した。
清水君は、今春の選抜甲子園大会初戦の星陵(石川)戦に先発、チームは惜しくも敗れ、夏の大会での雪辱を誓い、練習に励んだ。
春から夏にかけ体も大きくなり、たくましさが増した。「悔しい思いをした春以降、全ての面でレベルアップできた」と言い、「大阪大会の自分の出来はまあまあだった。甲子園でいいピッチングをしたい」と汗をぬぐった。