カラフル「御朱印」いかが? 色鮮やかに四季表現 ”御朱印ガール”がデザイン担当

2019.08.03
ニュース丹波市地域観光

春夏秋冬、四季に応じてスタンプが変わる御朱印

近年、神社仏閣で参詣の証しとしてもらえる「御朱印」が流行している。そんな中、兵庫県丹波市青垣町の高座(たかくら)神社が今月2日から、夏をはじめ、四季をイメージした色鮮やかなスタンプを押した御朱印の授与を始めた。墨で神社名などを記し、朱印を押すのは従来通り。新たに水色、紫、緑、茶色などのインクを用い、川の流れ、アジサイ、カタツムリなどを表現したスタンプを押した現代風の御朱印に一新した。カラフルなデザインを手掛けたのは「御朱印が大好き」という女子高生だ。

手掛けたのは京都府福知山市の福知山淑徳高校アートデザイン系列3年の大木千咲さん。同神社が、「令和が始まった新しい時代に、神社にも新しい趣を」と考え、四季に応じた4種のデザインを依頼した。

カラフルなデザインスタンプを押し、現代風になった御朱印とデザインした大木さん=兵庫県丹波市青垣町東芦田で

大木さんは、春は桜、夏はアジサイ、秋はモミジ、冬は雪の結晶など、約20種のスタンプを制作。同神社にまつられている「蟻の宮」「蚕の宮」にちなんだ図案も考えた。一般的な朱印に用いられる墨と朱に合うよう、色合いも工夫した。

神社が好きで、自身も御朱印を集めている“御朱印ガール”という大木さん。「私が作った物ほどカラフルな御朱印は持っていない」と言い、「神社に関係するデザインができるなんて滅多にないことで、楽しんで作業できました」とほほ笑んだ。

同神社の梅只敏幸宮司(75)は「若い感性で、現代風でおもしろい。にぎやかな御朱印」と目を細めていた。

御朱印の授与は午前9-午後5時。事前に同神社に電話連絡することが望ましい。

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