兵庫県丹波市内の農家で就業体験を行った氷上高校の女子生徒(2年)がこのほど、実習先の農業会社が商品化する丹波市特産の丹波大納言小豆の加工品について、若者の視点から商品名やパッケージデザインなどのアイデアを出し、採用された。
「なかで農場合同会社」(丹波市春日町)が10月ごろからの販売を予定している、同小豆を通常の5倍近く使った赤飯パック。高校生の発案から、商品名を「赤鬼飯」とした。
同社の近くにある国指定史跡「黒井城」の城主で、明智光秀と戦った赤井直正が「丹波の赤鬼」と呼ばれたことにちなんだ。パッケージも、地元のイラストレーターが描いた直正像を入れることにした。
アイデアを出した女子高校生たちは「商品化に携わったので、売れてほしい」「自分の思いが商品になり、達成感を味わえた」と話していた。