30日まで行われている秋の全国交通安全運動を啓発しようとこのほど、兵庫県丹波篠山市の篠山署で地元の「たまみず幼稚園」の園児らによるキャンペーンが開かれた。園児たちは警察官の制服を着せてもらい、”小さなお巡りさん”として同署の玄関先に整列。「運転、気を付けてください」と声をかけながら、同署を訪れた市民らに啓発グッズを手渡していた。
警察官に扮した園児たちは、警察署を訪れた市民にチラシやティッシュ、タオルなどが入った啓発グッズを手渡した。受け取った市民らは「かわいらしいね」「ありがとう、気をつけます」と目を細めていた。
また、発隊式の際には踊りを披露するなどして、交通安全運動のスタートを懸命に盛り上げた。
発隊式で森江満署長は、「当管内では今年に入って2名の尊い命が交通事故によって奪われた。朝、元気よく『行ってきます』と出かけた家族が、『ただいま』と元気よく笑顔で帰ってくる。そんな当たり前の毎日を過ごせるよう、積極的な街頭活動と交通取り締まりを行い、交通事故を一件でも多く防いで、市民の笑顔を守っていこう」と訓示していた。