招き猫と「目が合った」→2000体コレクション 男性が自宅を展示場に きょうは「招き猫の日」

2019.09.29
ニュース丹波市地域観光

ひさしの上に並ぶ招き猫たち=兵庫県丹波市柏原町柏原で

兵庫県丹波市柏原町のまちなかを歩くと、民家のひさしにたくさんの招き猫たちがいる。招き寄せられるように家に入ると、猫、猫、猫―。この家に住む男性がコレクションしてるもので、なんとその数2000体。集め始めたきっかけは、「目が合った」からだそう。きょう29日は、「招き猫の日」―

自宅にずらりと並ぶ招き猫とコレクションしている中村さん

招き猫の日は、「日本招猫倶楽部」(事務局・群馬県嬬恋村)が1995年、招き猫に感謝する日として制定。来(9)るふ(2)く(9)の語呂合わせから記念日にした。

男性は、同市柏原町柏原の中村和夫さん(71)。22年前から旅先で購入したものや、知人、家族らからプレゼントされたもので、体長1―60センチと大きさはさまざまで、金、黒、白、赤などの色や、形、材質、表情も多種多様だ。現在も旅先で購入するなど、コレクションは増えつつある。

印刷業を営んでいた中村さん。隣の建物が解体された後の更地を窓から眺めていると、首から上が土から出ている招き猫と「目が合い」、縁を感じて掘り上げてみると壊れておらず、無事だった。

展示場になっている居間

その招き猫を譲ってもらって以降、招き猫が好きになり、旅先で手頃なものを買うようになった。

印刷業を辞めた10年ほど前から、玄関入ってすぐの居間に古家具を利用して、招き猫の展示場にし、一般にも公開している。

中村さんは「招き猫のおかげで家族健康で過ごせてきた。孫も4人できた」と福を感じているそう。

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