雷雨の後の空に浮かび上がったダブルレインボー＝兵庫県丹波篠山市内で

大気が不安定となり、近畿地方の山沿いを中心に雷雨となった5日夕、天候が回復し始めた兵庫県丹波篠山市の空に、二重になった虹「ダブルレインボー」が浮かび上がった。

ダブルレインボーは、メーンの虹を主虹、サブの虹を副虹と呼ぶ。主虹が上から赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫と色が変わるのに対し、副虹は反対になる。

副虹の方が薄くなるほか、主虹と副虹の間で空の色が暗くなるとされる。

この珍しい現象をスマホで撮影していた男性（69）は、「バームクーヘンみたいやなぁ」とぽつり。ダブルレインボーは「吉兆のきざし」とも言われることから、思わず手を合わせて、「いいことがありますように」と願っていた。