台風19号で甚大な被害があった長野県千曲市を支援するため、兵庫県丹波市は市職員2人を派遣した。このほど、市役所本庁で出発式が行われた。
まちづくり部地域づくり推進係の安達知史係長(46)と財務部税務課の松本雄一主査(38)。ともに家屋被害認定士の資格を持つ。千曲市は床上浸水1300件、床下浸水800件ほどの被害が発生しており、18―24日の1週間、主に家屋の被害調査に取り組む。
出発式で、丹波市の谷口進一市長は「丹波市で起こったことと思い、存分に働くことを期待する」と激励した。
安達係長は「住民はもちろんのこと、千曲市職員の一日でも早い業務への復帰のお手伝いができれば」、松本主査は「住民の心に寄り添い、職務を全うしたい」と決意表明した。
兵庫県と長野県は、被災時に互いに支援をしあう「カウンターパートナー」の関係にあり、県からの要請で派遣した。