兵庫県丹波篠山市東木之部にある舞鶴若狭自動車道の西紀サービスエリア(SA)下り線で、生地が真っ黒なたい焼き「黒豆将軍」(税込280円)や、流行のタピオカに見立てた黒豆入りの「黒豆ミルクティー」(同600円)など、味だけでなく、見た目も楽しい新メニュー4品が登場した。同SAの神戸渉さんは、「見た目のインパクトをねらった。まずは見て驚いて、味わってほしい」と話す。
たい焼きは、生地に竹炭パウダーを練り込み、中に黒豆のあんを入れた「黒豆将軍」と、通常の生地に栗あんを入れた「栗姫」(同240円)の2種類。いずれも、「城下町にありそうなたい焼き」をコンセプトにした。「黒豆将軍」と「栗姫」は夫婦に見立てており、PR用にクリンソウ(花言葉=幸福)を取り入れたオリジナルの家紋もデザインしている。
「黒豆ミルクティー」は、タピオカに見立てた甘く煮た黒豆をチョコソースと絡めて容器の底に沈めており、食べ応えも十分。もう一品は、ベーカリーコーナーで販売している人気メニュー「黒豆パン」の生地に抹茶を練り込んだ「抹茶黒豆パン」(同240円)。1日100個限定で、昼前には売り切れるという。
神戸さんは「ストーリーを作りながらたい焼きをシリーズ化し、ゆくゆくは家系図ができるぐらい展開できればと考えている。次の新メニューにも期待してもらえれば」と笑顔で話していた。