秋の雲が広がる空の下、兵庫県丹波市氷上町の田んぼのあぜには赤色のヒガンバナが見ごろを迎えている。田を縁取るように咲く花々の中には、白いヒガンバナの一群も。季節外れの高温が続く中、すっくと生える姿が辺りに清涼感を漂わせている。
赤色のヒガンバナと、黄色の「ショウキズイセン」の自然交配種とされる「シロバナマンジュシャゲ」とみられる。
シロバナマンジュシャゲは、園芸品種として球根が売られているが、この地方では自生は珍しい。近くに住む人は「去年も同じ場所に咲いていた。わざわざ誰かが球根を植える場所でもないし、不思議。白いので目立ってきれいですね」と話していた。