全国ブランドとして名高い兵庫県丹波篠山市特産の「丹波篠山黒枝豆」の販売が5日、解禁された。大粒でコクがある逸品を買い求めようと、さっそく多くの人が行列をなしている。
同市は旬の到来を告げることや、生産者、販売者により良い品質で販売してもらうことを狙って、毎年、解禁日を設定している。
昨年は台風や日照不足などで収量が例年の約半分となり、需要に供給が追い付かない事態に陥ったが、今年は例年並みの出来という。
同市東吹にあるJA丹波ささやまの直販所「味土里館」では同日、販売解禁セレモニーが開かれ、関係者らが枝豆の詰まった「たる開き」をして解禁を宣言。さっそく販売もスタートし、訪れた多くの人々が枝がついたままの黒枝豆を買い込んでいた。
同JAの販売価格は枝付きで1キロ1200円。市内各地の畑などでも販売が始まっている。