兵庫県丹波市市島町の西山酒造場が、同市産を中心とする農作物などを使ったジン「小鼓(こつづみ) モンテオエステ ジン」を22日から販売する。同社によると、ジンは海外産が主流で、同県内で製造している企業はないという。
ベースの米焼酎に、同市産の黒豆茶やナタ豆茶を入れ、ブルーベリー、酒かすなどを漬け込み蒸留したもので、柔らかい甘さに仕上げている。ロックや、カクテルにするなどして楽しめる。
焼酎やブランデーなどの蒸留技術を生かそうと、地場の農産物を取り入れた商品作りを検討する中で、国内で人気が高まりつつあるジンに着目。他社商品では辛口が多い中、甘味を特徴とする一品に仕上げた。
同社は「冬には、ホットミルクにジンと砂糖を加えて楽しんで」と話している。720ミリリットル5000円(税別)。