兵庫県丹波市の書道家・森田恵美さん(47)がこのほど、同県丹波篠山市の子育て支援施設「petit prix(プティ プリ)」で行われたフリーマーケットイベントで、大きな和紙に字を書くパフォーマンスを披露した。勢いよく筆を走らせ、来場者を魅了した。
同施設の園庭に、縦2メートル、横2・5メートルの和紙を広げてパフォーマンス。和紙中央に赤字で大きな円を表現したあと、黒字で「縁」と書いた。その周囲にも筆を走らせ、「素敵な人との縁が心を豊かにする」と墨痕鮮やかに仕上げた。今回の作品は、同施設で展示している。
森田さんは「自分自身でも、仕上がりを楽しみにしながら書いた。パフォーマンスは快感の一言ですね」とほほ笑んでいた。
丹波篠山市出身の森田さんは、6歳で書道を始め、20歳で師範免許を取得。現在は丹波市山南町の複合施設「902 Garage」内にアトリエを構え、主に丹波篠山市で企業向けの書道教室を開いている。5月にも「petit prix」でパフォーマンスを披露した。