兵庫県丹波市青垣町の「認定こども園あおがき」に14日、丸々と肥えた巨大白菜や大根が持ち込まれた。
白菜は重量が9・5キロと市販品の5個分ほどあるビッグサイズ。園児は、自分の体重の半分ほどある白菜を抱え、「でっかい。すごく重い」と歓声を上げ、「シチューにしたい」「お鍋にしたい」と声を張り上げた。
近くに住む足立宣昭さん(72)が露地栽培で育てたもの。例年ならこの時期、露地の白菜は凍結し、外葉が融け、汚れたような姿になるが、今年は葉が青々と美しいまま。暖冬を物語るように、この時期には珍しいテントウムシが葉についていた。
「暖冬か、肥料の効きが良かったのか分からないけれど、計量してあまりの大きさにびっくり」と足立さん。「みんなもしっかり食べて大きく育ってね」と園児に語りかけていた。
安田千代園長は「初めて見る大きさ。白菜は2個で全員に十分行き渡る。給食で使わせてもらいます」と感謝していた。