新型コロナウイルス感染防止対策で休校が続くなか、兵庫県丹波篠山市内の小学校では23日に行われる卒業式に向けて準備が行われている。ある小学校では、教職員らが玄関口や通路、6年生教室などに手作りの飾りを貼り付け、久々に児童を迎える明るい雰囲気が漂った。
同校では例年なら、5年生が校舎内の飾り付けをしているが、今年は休校になっているため、教職員が代わりに行った。玄関入り口の黒板には、花紙で作った色とりどりの花や、サクラの花びらの形に切った紙と共に、「ご卒業おめでとうございます」の文字を貼って仕上げた。
校長は「卒業式が縮小の形になり残念だが、卒業証書はいっそう気持ちを込めて、一人ひとりに渡したい」と話していた。