兵庫県立丹波医療センター(同県丹波市)でこのほど、丹波地域の医療関係者を対象にした、新型コロナウイルス感染症の対策を学ぶ講座があり、丹波、丹波篠山両市の医院、歯科医院、薬局の関係者約140人が、最新の知見と、感染予防策について学んだ。
同病院の感染管理認定看護師の柿原朱美さんは、医療従事者が病原体を体に入れないためには、何より手指の衛生が大事と言い、アルコール入りの衛生剤が手に入らないときは、石けんで十分洗うよう促した。手指のうち、洗い残しが多いカ所として爪や手首などを挙げ、注意を促した。
感染が疑われる患者は、他の患者と離したり、パーテーションで分けたり、咳などの呼吸器症状と発熱がある患者には医療用の「サージカルマスク」をつけてもらうよう助言した。
「コロナを人にうつさない対策をする。それは、普通の風邪でも同じ」と、日頃の感染症予防の延長戦上にコロナウイルス対策もあるとした。