織田家の「姫」愛用の人形も 規模縮小も「雛めぐり」開催 街なかを華やいだ雰囲気に

2020.03.09
ニュース観光

規模を縮小し実施される「雛めぐり」。商店街では展示が始まっている=2020年3月6日午前7時55分、兵庫県丹波市柏原町柏原で

織田家のお姫様愛用の雛人形も―。兵庫県丹波市柏原町で14―22日、多くの雛人形が鑑賞できるイベント「丹波かいばら雛めぐり」が行われる。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、イベントの規模を縮小して実施。体験講座や関連イベントは中止するが、雛人形と吊るし雛の展示は行う。西垣伸彌実行委員長は、「見学者同士、人と人との間隔を開けるよう意識して見てもらえれば」と話し、来場を呼び掛けている。

 16カ所で雛人形を展示するほか、商店街の店舗に、自治会や商店街の仲間がつくった吊るし雛を飾り、街なかを華やいだ雰囲気に包む。すでに吊るし雛が一部設置されている。
 改元記念企画として柏原藩邸で特別展示を企画。「即位正殿の儀」で使われた装束「黄櫨染御袍」と「十二単」のレプリカを展示。あわせて、後期柏原藩六代目藩主、織田信古の一人娘、鶴姫が愛用した人形など、江戸期からの様々な人形を展示する。

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