例年より早く3月下旬からツバメが兵庫県丹波市の「道の駅あおがき」に姿を見せ、営巣に励んでいる。人の出入りが多く、ヘビに襲われにくい同施設は格好の営巣場所で、例年多くの巣を作る。ふん害に悩まされることから、巣を作られないように、ふんを受ける傘をぶら下げたり、テグスをはるなどの対策をしているが、小さな隙間を見つけて営巣するツバメとのいたちごっこが続いている。
同施設の一角にある丹波布伝承館は、毎朝、施設の入り口周囲に落ちた白いふんをデッキブラシでこすり、掃除している。掃除をしたそばから「落とし物」が空から降ってきてきりがない。
同施設の職員によると、まだ産卵はしていないという。「抱卵する親が、巣の外にふんをするので、1カ所が集中して白くなる。今のところそれ(産卵)はない」と話していた。