兵庫県丹波市青垣町の山口千秋さん(44)が、イノシシのような形をした珍しいタケノコを収穫した。タケノコはイノシシの大好物。周囲のタケノコは相当な数がイノシシに食べられていた。まさか、姿が似ているから食べられなかった?
市内の実家近くの竹やぶで家族とタケノコを掘っていて、軽く土が盛り上がっているのに気付いた。土を取り除くと大きく曲がったタケノコで、「タマネギのように見えた」。
珍しい形に興味を覚え、大切に掘り進めると、タマネギから一転、背中を丸めた”イノシシ”が現れた。木のくずで目をつけると、茶色の皮と相まって本物のイノシシそっくりに。「背中のカーブとつんとした鼻の感じが本物みたい」
手のひらに乗る置物サイズ。「いつまでも置いておけないし、どうしようかな。もうボタン鍋の季節でもないし」とほほ笑んだ。