兵庫県丹波篠山市内の小、中、特別支援学校で7日、新学期がスタートした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、感染防止にと始業式を運動場で実施する学校もあり、児童たちは、「またいつ休校になるか」と不安を感じながらも、「久しぶりに友だちに会えたのは、やっぱりうれしい」と青空の下、笑顔で新学期を迎えた。しかし、政府は同日中にも緊急事態宣言を発令する予定で、兵庫県も対象地域の一つ。同市は対象地域に入った場合、再び休校する方針で検討を進めている。
始業式で、藤本健校長は、「3月3日から長い休みだったけれど、みんなが元気で登校できたことを本当にうれしく思う。学校に来て、勉強して、遊んだりしながら一日を過ごせる、『当たり前』はとてもうれしいこと」と言い、「自己管理が大切。手洗い、うがい、早寝早起き、朝ご飯を食べる。これをきっちり守って過ごして。感染防止のため、1学期の校外学習、自然学習は2学期に実施するけれど、その間、一生懸命勉強しよう。気合を入れてがんばろう」と呼びかけた。
児童会長の女子児童(6年)は、「新型コロナはとても怖い。早く終わってほしい」と言い、「こんな時だからこそ、明るい学校にしていきたい」と話していた。
同日時点で、丹波篠山市内では感染者は出ていない。