兵庫県丹波市から婚活支援事業を受託している団体「生涯学習応援隊so―so.39」(北村久美子代表)が、インターネット上のビデオ会議システムを活用し、自宅などにいながら婚活の悩みを相談できる「オンライン相談会」を始めた。同団体が「良い人」を紹介するのではなく、「どうやって婚活を始めたらいいのか分からない」といった相談に乗る。無料。
相談希望者の移動の手間を省き、より気軽に話し合える環境を整えた。
会議ソフト「Zoom」を活用。パソコンやスマホなどで同ソフトをインストールし、画面上の北村代表とやりとりする。
北村代表は、同県の「丹波出会いサポートセンター」婚活サポーターなどの経験がある。相談会や婚活イベントに参加した人の多くがネットで情報を得ていたことから、ネット活用を思いついた。ホームページも新設した。
オンライン相談は月2回。午前10時から正午まで1人20分間程度。ホームページから予約する。
相談後、本人が希望すれば同市が認定する婚活支援者「市婚活おせっかいマスター」につなぐ。マスターは、より個人的に婚活を応援する人たち。各自が婚活中の人の相談に乗っており、双方が望む場合は、婚活中の当人どうしを引き合わすことができる。
対面での婚活相談は、相談業務経験がある元中学校教師の荻野美恵子さんが対応する。
同団体は、婚活者へのマナー講座やマッチングイベント、お茶会、婚活おせっかいマスターの研修なども予定している。
北村代表は「オンライン相談は、新型コロナウイルスの感染拡大の前から進めていた企画。自宅におられる人も多いと思うので、活用してもらえれば」と笑顔。荻野さんは「結婚することだけが幸せではないけれど、人との絆を深めるお手伝いができれば」と話している。
ホームページ(https://www.koi-tamba.site/)。