新型コロナウイルスの感染拡大と緊急事態宣言が発令されている状況でのゴールデンウイークとなり、黒大豆の産地として知られ、日本遺産やユネスコ創造都市ネットワークにも加盟している兵庫県丹波篠山市の酒井隆明市長はこのほど、観光客や市民、市内事業者に向けたメッセージを発表した。
ゴールデンウイークを、「新型コロナの感染拡大を防止するための大切な時期」とし、観光客には、「大変残念なことだが、今の時期はどうかお越しいただくことはご遠慮いただくよう」と呼びかけ、「一日も早く収束の日を迎え、全国のみなさまに心置きなくお越しいただける日が来ることを待ち望んでいる」とした。
市民には、観光やレジャーで市外に出ることを控えるよう訴え、事業者には休業要請対象施設に引き続き協力を求めたほか、スーパーや商店では適切な入場制限や列での距離の確保を呼び掛けた。
そのうえで、「幸い、4月30日までは市内で感染者は出ていないが、いくら注意を払っても感染した場合、その人を責めることはできない。しかし、できることなら感染者が出ず、命と健康を守れるよう取り組みを進めましょう」とし、「今こそ、市民の心ひとつにがんばっていきましょう」と結んだ。
メッセージの動画や全文は市のホームページやユーチューブで。