兵庫県丹波市柏原(かいばら)町のバラ愛好グループ「かいバラ友の会」が管理している同町内7カ所のバラが見頃を迎えている。散歩などで行き交う住民らは「きれいやわ」と立ち止まり、目を細めている。見頃は例年6月10日ごろまでという。
計7カ所で合計約40種、約900本のバラを植栽している。
国道176号沿いのバラ園(約90平方メートル)には、白や黄、赤などの色と、四季咲、八重、大輪など形もさまざまな13種、約100本が植えられている。アーチやフェンスにもつるをはわせるなど立体的にレイアウトされており、ボリューム満点のバラ園を楽しめる。
同グループはバラを柏原町内に広めようと2016年に発足。会員数は15人。同町内の他団体と協力して、通年、管理を行っている。
代表の荻野敦さん(72)は、「新型コロナの影響で重く沈んだ心を、バラを眺めて少しでも癒やしてもらえたら」と話している。