14日昼過ぎ、兵庫県丹波市の南の空に虹色に輝く光の帯が現れた。神戸地方気象台によると、「環水平(かんすいへい)アーク」と呼ぶ大気光学現象の一つという。
雲に含まれる氷の粒に太陽の光が屈折することによって起こる現象で、太陽の下、46度の水平線上の薄雲に虹色の帯となって現れる。冬季は太陽の位置が低いため見えることはなく、夏季は昼前後を中心に観測できる機会が増えるという。
記者の観測では、午後零時50分ごろ確認。同1時40分ごろまで、大きさや色の濃さを変えながら観測できた。新緑が映える山々と虹の競演に幻想的な空間が広がった。