兵庫県篠山警察署と同県丹波篠山市がこのほど、新型コロナウイルスに関する特殊詐欺の防止などを呼び掛ける啓発動画を制作し、同市のホームページや動画共有サービス「YouTube」などで配信している。
同署警務課の小林扇児警部補(46)が発案。「新型コロナの対策給付金 手続き代行は詐欺犯人」「感染防ぐ距離2メートルあけて マスクエチケット忘れずに」など、同市伝統の民謡「デカンショ節」に乗せ、新型コロナに乗じた詐欺の予防と感染防止を呼びかける4種類の替え歌を作った。
動画は約3分。同署警務係の北村真菜さん、同市杉駐在所の友野篤志警部補らが出演。替え歌の内容に合わせたシーンを演じたり、同市や県警のマスコットキャラクターがデカンショ節を踊ったりしている。同市職員の小林真弓さんも出演し、「デカンショ節」を声高らかに歌い上げている。
同署は「詐欺に遭わない意識の高揚につなげてもらい、少しでも心が和んでもらえたら」とPRしている。