「夏の全国交通安全運動」(24日まで)にちなみ、兵庫県篠山警察署、県高速隊、県高速道路交通安全協議会などの啓発活動がこのほど、同県丹波篠山市の舞鶴若狭自動車道・西紀サービスエリア下り線で行われた。「あおり運転」が厳罰化された改正道交法が6月30日に施行されてから高速隊が舞鶴若狭道で啓発活動をするのは初めて。
関係者計12人が参加。高速道路では重大事故につながる「あおり運転」撲滅の啓発と、厳罰化周知を呼び掛けた。あおり運転にあたる具体例や、被害にあった場合の対応、高速道路上の逆走禁止を啓発するチラシなど約100部をサービスエリア利用者に配った。
高速隊は「あおり運転に遭わないためにも、追い越し車線でずっと運転せず、走行車線をキープしてほしい」と話した。
あおり運転は、▽前方車両への接近▽不必要な急ブレーキ▽危険な進路変更▽執拗にクラクションを鳴らす▽幅寄せ行為―などが対象で、3―5年以下の懲役、または50―100万円以下の罰金が科せられる。