兵庫県丹波篠山市の会社員男性(37)と息子(4)が、朝の散歩中に”幻のヘビ”と呼ばれる「シロマダラ」を見つけた。体長約30センチ。今年5月に同じく市内で見つかったシロマダラを取り上げた本紙の記事を見ていたことから、「珍しいやつや!」と写真に収めたという。
日本固有種で、灰褐色の肌に黒い斑紋が並ぶのが特徴。毒はない。県が希少生物などを記載したレッドデータブックでは、「Cランク(準絶滅危惧種)」。小型であることや夜行性のため、人目につきにくいことから“幻”とされるものの、本土全域と周辺離島に広く分布している。
男性は、「こんな身近にもいるとは思わなかったので驚いた」と言い、息子は「お母さんはカエルが嫌いで、僕はヘビが嫌い」と眉間にしわを寄せていた。