リモート使って誕生日会 児童ら企画、牛乳で”乾杯” オリジナル曲披露し中継

2020.07.24
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「リモート誕生日給食会」で”乾杯”する児童ら=2020年7月17日午後1時40分、兵庫県丹波篠山市日置で

兵庫県丹波篠山市立城東小学校でこのほど、オンライン会議システム「Zoom」を使った「リモート誕生日給食会」があった。この日のために音楽教諭が作詞・作曲した誕生日の曲を披露したり、牛乳を持って各教室で同時に声を出さずに”乾杯”をするなどして、4―8月生まれの児童の誕生日を祝った。

本来ならば、ランチルームで給食を食べる際に誕生日を祝う。しかし、現在は、「密」を避けるために各学年の教室で給食を食べており、「何とかみんなで誕生日のお祝いを共有したい」と、児童でつくる健康・運動委員会が企画した。

多目的ホールから、同委員会のメンバーが中継。全学年の各教室にタブレット端末を設置し、中継の様子がプロジェクターやスクリーンに映し出された。

リポーターに扮した児童が5月生まれの児童にインタビューしたり、歌が上手いと教諭の間で評判の6年生10人で結成された「ザ・ベスト10」の児童たちが誕生日の歌をプレゼント。誕生日を祝われた児童たちからはうれしそうな笑みがこぼれていた。

歌の題名は「みんなでおめでとう」。音楽担当の大西美和教諭が、思わず口ずさんでしまうようなかわいらしい曲調にしたという。振付も考案し、歌う様子を録画して映し出した。

5月生まれの児童(4年)は「こんな感じでお祝いされるなんてびっくりした」とはにかみ、同会委員長の児童(6年)は「みんな楽しんでくれたのでよかった」と笑顔で話していた。

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