子どもたちに「マスクケース」を 地元製造業が市教委に寄付 ついたて用のフィルムも

2020.07.19
ニュース

岸田教育長(左)にマスクケースを手渡す前川専務=2020年7月15日午前10時38分、兵庫県丹波市山南町谷川で

兵庫県丹波市山南町でビニール・ポリオレフィン製品を製造販売している「マービテック」(前川謙一郎社長)が、子どもたちの新型コロナウイルス感染予防に役立ててほしいと、同市教育委員会に自社製の抗菌マスクケース3200枚と、ビニールフィルム150メートルを寄贈した。15日、同社の前川祐司専務らが市山南庁舎を訪れ、岸田隆博教育長に手渡した。マスクケースは、近く市内22校の全児童に配布される。

マスクケースは、同社の新商品で、抗菌仕様のポリオレフィンを使用。スライダーによる開閉式。色はパステルカラーの4色がある。主に予備の新しいマスクを入れておく用途を想定している。

同社は、マスクケースの商品化を企画する中で、「子どもたちの役に立てるのでは」と考え、学校現場のニーズを聞いた上で寄付を決めた。

受け取った岸田教育長は、前川専務に感謝状を渡し、「小学生はマスクの管理が難しいので、ケースはありがたい。ビニールフィルムは、話し合い活動用のついたてなどにも有効活用させていただきたい」とお礼を述べた。

同社は新型コロナウイルス関連商品として、飛沫防止用のビニールカーテンも製造販売している。

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