兵庫県丹波市の久下小学校の校庭でベルガモットの花が見ごろを迎え、ピンク色の鮮やかな花と芳しい香りが児童や教員らを癒やしている。植栽したのは、元中学校教諭で、同校の学校運営協議会委員の足立繁信さん(72)。児童や地域住民が気持ちよく笑顔であいさつや言葉を交わせる空間づくりをと、善意で10年ほど前から校庭に花を植えてきた。
ベルガモットの植栽は4年目の取り組み。ベルガモットには抗ウイルスや殺菌作用があるとされる。足立さんは、「花に囲まれていると気分が落ち着くという、自分自身のストレス解消にもなっています」と笑う。
知り合いからもらった1本のベルガモットを「挿し芽」して、今の数にまで増やした。
ベルガモットの花期が終わっても次の花期に続くよう、その根元にサルビアを植え、さらにそのそばには秋に咲くサルビア・レウカンサなどを植栽。花を長く楽しめるよう工夫を凝らしている。