暑い夏、通学バスをありがとう―。登下校中の熱中症の危険から児童を守ろうと、兵庫県丹波市の和田小学校の遠距離通学者を対象に送迎バスを無償で運行している大垣観光バス(大垣太計雄社長)を利用する児童らがこのほど、運転手にお礼の手紙を手渡した。
手紙や集合写真などを貼った模造紙を渡した。受け取った運転手の中嶋誠さん(47)は「手紙をもらえるとは思っていなかったので、非常にうれしかった。まだ暑い日が続くけど、がんばって通ってほしい」と笑顔だった。
「バスに乗れると聞いたときはうれしかった。いつもなら熱中症が不安だったけど、みんなも元気に楽しそうに学校に行っていたからよかった」と6年生の男子児童。PTA地区役員は「猛暑で心配していたけど、安心して送り出すことができ、本当に助かりました」と感謝していた。
7月22日から始まった朝のバス運行はこの日が最後で、下校時のバスは、同社の申し出により3日間延長され、28日まで運行されている。