兵庫県丹波市氷上町三方の「三方丹波栗生産出荷組合」(藤原誠組合長、8戸)でこのほど、今季の初集荷があり、丹波栗の代表品種の一つ「筑波」を中心に、ピカピカ輝く新物の栗が持ち込まれた。
8戸で約1・5ヘクタールを栽培。組合員があらかじめ自宅で選別してきた栗を集荷場に持ち込み、選果機にかけてMから3Lの等級ごとに計量し、温湯消毒などを経て出荷される。
例年Lから2Lが最も多いが、今年はM、Lが多く小粒傾向が目立っている。藤原組合長(61)は「なりが良くて小粒。8月の水不足の影響は小さそうだけど、熟すのが数日遅れている。理由は分かりませんが、日照りの年の栗は甘いと言われています」と笑っていた。
新型コロナウイルスの影響を心配していたが、注文は十分入っているという。集荷のピークは9月30日ごろ。「銀寄」が集まってくる。