新型コロナウイルスの早期収束を願い、兵庫県丹波市山南町の「いづみや製菓」が、疫病退散のご利益があると伝わる妖怪「アマビエ」のイラストをあしらった「アマビエせんべい」を作り、販売を始めた。代表の廣内尚登さん(39)は、「コロナのせいで気持ちが沈みがちだが、かわいらしいイラストのアマビエせんべいをお茶のおともに、和やかなひとときを楽しんでもらえたら」とほほ笑んでいる。8枚入り324円(税込み)。発売を記念してアマビエ塗り絵コンテストを開く。上位入賞者には、たんば共通商品券(ちーたん券)が贈られる。26日―10月11日まで作品を募集している。
アマビエせんべいは、直径8センチ、厚み4ミリ。優しい甘さと軽やかな歯ごたえが楽しめる。せんべいの表面に、廣内さんの妻、直子さんがデザインしたアマビエが焼き印で押されている。「一日でも早い収束を、と一枚一枚願いを込めて押しています」と2人。「疫病退散」と書いたお札のようなカードも同封している。
塗り絵コンテストの用紙は、同店のホームページ(「いづみや製菓」で検索)からダウンロードできる。
最優秀賞受賞者にはちーたん券3000円分、優秀賞には500円分を進呈する。上位入賞者の作品は、SNS(交流サイト)に掲載するほか、店内にも展示する。応募は、来店し、店内備え付けの箱に投函する。