車検切れ公用車3台で走行 最長で431キロも 市が公表せず

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丹波市役所=兵庫県丹波市氷上町成松で

兵庫県丹波市が今年、車検(自動車検査登録制度)の有効期限が過ぎた公用車3台を公道で運転していたことが分かった。受検の指示を忘れていたことなどが理由。最長で期限切れの日から計431キロを走行していた。市は「重大な法令違反。あってはならないことで反省している。関係者を処分する」として謝罪した。

このほど開かれた予算決算常任委員会で、市議が指摘し明らかになった。

市によると、介護保険課と道路整備課、農林整備課の計3台の軽自動車の有効期限が切れていたにもかかわらず、業務で使用していた。

2012年度以降に取得した公用車は、市資産活用課が一括して車検業者を決定し、各課に車検の期限などと共に連絡しているが、それ以前に購入した車は購入先で受検している。今回、介護保険課と道路整備課の車は12年度より前に購入したもので、業者から車検の案内がなかったという。

介護保険課の場合、今年8月5日で期限が切れていたが、9月15日まで計14日間203キロを走った。課内で車検満了日の確認ができておらず、受検を忘れていたという。

同課の報告を受け、市が他に同様の事例がないか確認したところ、道路整備課でも発覚。9月8日の期限切れ後に計9日間431キロを走行。農林整備課は7月20日で期限が切れた公用車で計4日間251キロを走っていた。資産活用課が農林整備課に車検満了日を誤って伝えていたという。

市議は、農林整備課の事例が約2カ月前の7月だった点に触れ、報告がスムーズに行われていれば他の2件は防げたのではないかと厳しく指摘。市は、課長級以上に報告が伝わっておらず、情報共有ができていなかったことを明らかにした。

これまで公表しなかった理由を、鬼頭哲也副市長は「内部管理の問題ととらえていた。処分を下した時点で公表しようという判断だった」としたが、「わかった時点で明らかにすべきだった。私の判断が間違っていた」と謝罪した。

市は今後、各部署で車両担当者などを決めたり、庁内の情報共有システムを用いた車検満了日の周知などの対応策を検討している。

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