兵庫県丹波篠山市の篠山署は、疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」を警察官に模した「アマビエポリス」をデザインした詐欺除けのお守りシール6000枚を製作。うち2000枚を市民生児童委員協議会に寄贈した。同市内の丹南健康福祉センターでこのほど、贈呈式を行った。
パトカーに乗ったアマビエポリスのデザインは5月に同署畑駐在所の井原直之巡査部長が考案。詐欺防止に利用しようと、生活安全係の足立三夏巡査がお守り形のシール(縦7センチ、横3センチ)にした。赤文字で「詐欺除守」、黒字で「お金の話は全部詐欺」と書かれている。
贈呈式で大川豊・刑事生活安全課長が「詐欺被害が市内から出ないようお守りを作った」と経緯を説明。同協議会の田中義顕会長は「電話機やその周辺に張っていただき、被害がないよう活用したい」とお礼を述べた。
135人の民生児童委員を通して高齢者宅に配布される。