「何する場所?」 児童らダム内部を”探検” 「こんなにたくさんの役割が」

2020.10.28
地域

ダムの堤体内にある監査廊を見学する児童たち=2020年10月27日午後1時34分、兵庫県丹波篠山市栗柄で

兵庫県丹波篠山市立西紀小学校の全校生徒(59人)が、校区内にある「栗柄ダム」を見学した。普段は公開されていない堤体内の監査廊も見学。細い廊下を”探検気分”で歩いた児童たちは、「ここ何する場所?」などとふしぎがっていた。

児童たちはダムを管理する県丹波土木事務所の職員からダムの説明を受けた。「ダムの役割は?」などと投げかけられた児童たちは、「水をためる」「水道水になる」などと答え、職員はほかにも治水や農業用水、川の生き物のためにもなっていることを説明した。

堤の下部にある監査廊の見学では、“謎”の空間に興味津々。検査や点検の場であり、漏水を排除する役割も果たしていることなどを学んだ。6年生の女児は、「ダムにこんなにたくさんの役割があるとは知らなかった。普段見ることができない場所にも入れて、とても貴重な体験になった」と笑顔で話していた。

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