兵庫県丹波篠山市の畑で巨大なサツマイモが収穫された。栽培した後藤榮勝さん(81)と妻の節子さん(76)は、「ここまで大きいものは初めて獲れた。『おばけ芋』やなぁ」と、大きすぎる秋の味覚に目を丸くしている。
収穫されたサツマイモは、長さ35センチ、胴回り42センチ、重量は2・6キロ。節子さんが、「一番使いやすい」というサイズの芋(200グラム)と比べると13倍もの大きさになる。
何十年とサツマイモを栽培しているが、巨大芋ができた理由は、「休耕状態になっていた畑だったことと、肥料をいつもの3倍ほど使ったことかも」と後藤さん。2人は、「これまでにも大きいものはあったけれど、形がいびつだった。でも、今回は形もちゃんとサツマイモ」と言い、「せやけど、使い道が難しいなぁ。どないして食べよ」と笑顔で首をひねっていた。