兵庫県丹波市の釣り愛好家・大木博之さん(79)がこのほど、同県豊岡市の竹野海岸で体長1メートル超のシイラを釣り上げた。ヒラマサやサワラの1メートル超えは何度も釣ったことがあるものの、シイラの大物は初めて。「狙っていたわけではないが、何が釣れるか分からないので、釣りはおもしろい」と目を輝かせた。
遊漁船で、オキアミを餌にタイやヒラマサを釣っていた。引きが異なり「何かな」と思っていたところ、黄色がかった魚体が見え、シイラだと分かった。40、50センチの物はこれまで捨てていた。「ここまで大きいので、いっぺん食べてみよう」と持ち帰ることに。巨体がはみ出し、クーラーボックスのふたが閉まらなかった。
海釣り歴30年。毎月2、3回出かける。釣り前日は近所の伊尼宮に参拝し、行き帰りの無事と大漁を祈願する。「遠足気分。前日の夜は心が躍って眠れません」