兵庫県丹波市にある就労移行支援事業所「志進館」の花壇でこのほど、小玉スイカが2玉収穫された。紅葉も終わりに近付き、木の葉舞う季節に姿を現した夏の風物詩に、スタッフや利用者は目を丸くしている。
黒い縞模様がはっきり出たタイプと、不明瞭なタイプの2玉。大きさは共に直径15センチほどでやや縦長だ。
先月中旬、スタッフが来春に向けて花苗を植えようとした際に見つけた。直径10センチ程度だったので「まだ成長するかも」と収穫せずにいると立派に育ち、「この姿、どこかで見たような」。去年、事業所のスタッフと利用者で食べた小玉スイカだった。近所の農家の男性からもらった小玉スイカをみんなで食べ、種を花壇付近に「プッ、プッ」と飛ばしたのだという。
利用者の男性らは、「こんな時期に実るなんて奇跡だ」と驚いている。近々、味見する予定という。