兵庫県丹波市春日町池尾の水路でこのほど、同県レッドデータブックでCランクに位置付けられている淡水魚「カジカ」が見つかった。
全長10センチほど。同集落が日役で行った農業用水路の掃除の際に見つかった。実家に帰省し、日役に参加した男性(67)によると、同地区では昔、「ケンケツ」と呼ばれており、地域住民も「ここ何十年も見たことがない」と驚いていたという。
男性は、4年前にもほぼ同じ場所で見つけた。「絶滅していると思っていたので驚いた。五十数年前の小学生時代に見て以来、半世紀を超えてタイムスリップしたようだ」と話していた。